財形貯蓄で節税しよう

こんにちは。@たしか@です。

今回はサラリーマンの特権とも言える財形貯蓄による節税を紹介します。

◯財形貯蓄って何?

財形貯蓄には一般財形貯蓄、財形住宅貯蓄、財形年金貯蓄の3種類があります。

この3種類は貯蓄の目的によって分かれています。

それぞれに共通している点としては給与天引きであることです。

給与天引きとは、給与として受け取る前にお金が引かれるので、引かれた分には所得税などの税金がかかりません。

すなわち、税金が20%として、月収25万円の人が1万円の財形貯蓄を行なっている場合には、25万円から1万円引いた24万円には20%の税金がかかるので、税金は48,000円になります。

財形貯蓄をやっていない場合には25万円に20%の税金がかかるので、税金は50,000円になります。

よって、財形貯蓄により、2,000円の節税ができたことになります。

続いて、一般財形貯蓄、財形住宅貯蓄、財形年金貯蓄の違いを説明したいと思います。

◯一般財形貯蓄とは?

特に目的を定めずに積み立てる貯蓄です。そのため、いつでも払い出しができるというメリットがあります。

ただし、デメリットとして貯蓄の利子に対する非課税の税制優遇はありません。

利子非課税の税制優遇がないので、複数契約が可能で、限度額もありません。

つまりは、一般財形貯蓄は明確な目的も必要なく、制限も無い分、上記で説明した給与天引きによる節税しかメリットはない貯蓄です。

◯財形住宅貯蓄とは?

一軒家や購入マンションなどの持ち家としての住宅の取得、または住宅の増改築に要する費用の充当を目的とした貯蓄です。

利子非課税の税制優遇があり、財形年金貯蓄と合わせて元利合計550万円までに関しての利息が非課税となります。

元利とは元金と利息を合わせた額という意味です。

ただし、住宅取得または増改築以外の目的で払い出しを行うと、過去5年間に非課税だった利子が課税扱いとなります、改めて税金の支払いが求められる点には注意が必要です。

契約も1契約のみしか出来ません。

また、財形住宅貯蓄の積み立て期間が1年以上かつ残高が50万円以上であれば、財形住宅融資を受けることが出来ます。

財形住宅融資とは、低利で財形住宅貯蓄の残高の10倍か、購入価格の80%のうち、低い額を借り入れ可能な制度です(上限払い出し4000万円)。

住宅購入を一括払いできる人はほとんど居ないと思いますので、大きなメリットだと思います。

民間金融機関の融資とも併用可能です。

◯財形年金貯蓄とは?

退職後の老後生活資金の充当を目的とした貯蓄です。

こちらも財形住宅貯蓄と同様の利子非課税の税制優遇があり、財形住宅融資が受けられます。

ただし、企業によっては40歳以上55歳未満でないて契約出来ないといった制限がある可能性があります。

◯どの財形貯蓄をやればいいの?

将来、家を買うと決めている人ならば間違いなく、おすすめは財形住宅貯蓄です。

また、そうでない人も財形住宅貯蓄がおすすめです。

なぜならば、財形住宅貯蓄で積み立てしており、住宅取得以外の目的で払い出しをしても、利子非課税の税制優遇がなくなるだけなので、一般財形貯蓄と同じ条件になるだけです。

つまり、より税制優遇の高い財形住宅貯蓄を差し置いて、税制優遇の低い一般財形貯蓄で積み立てるメリットはほとんどありません。

財形年金貯蓄は既に家を購入している人ならばおすすめですが、家を購入する可能性のある人は、上限550万円を無駄にする可能性があるので、まずは財形住宅貯蓄ではないでしょうか。

また、企業によっては財形貯蓄を行うと奨励金として数%上乗せされるところもあります。

一般財形貯蓄、財形住宅貯蓄、財形年金貯蓄で奨励金の額が異なる可能性があるので、それにも注意して下さい。

ちなみに私の会社では、財形住宅貯蓄>財形年金貯蓄>一般財形貯蓄の順で奨励金が高いので、財形住宅貯蓄がやはり一番お得でした。





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